大山・別山中央稜

2010年3月14日
坂地・日置(記録)


 2月11日(祝)小倉会長からのお誘いで「大山別山中央稜」へ4名(小倉さん、中野さん、坂地さん、ヒオキ)で、挑みましたが雨風が強く、別山尾根取り付きで退敗し下山。
当日は当然視界も悪く全体像も全く見えませんでした。残〜念!!。
是非登って見たい!!。 ・・・を強感しながらも・・・・北壁は2月一杯がシーズン限度・・・らしい。残念ながら今期はダメかな?・・・と思って居た所、3月11日〜12日と寒波が入り「大山スキー場」で30cmの積雪情報・・・有り!!。なら頂上部は更に・・・の筈。



 13日(土)と14日(日)、急遽「リベンジして見ませんか」の提案に、中野さん、坂地さんが返意してくれました。 ・・だ・が・・・共にどちらか1日のみなら可、との事。
天気予報は13日曇時々雨。 14日快晴。と有ったので13日希望の中野さんに、お断りメールを入れて・・・から坂地さんに同行をお願いする。
大阪を4時発、夜7時大山駐車場着。夕食を、と近辺を探すが「店は全て閉店」=唯一モンベルは開いて居た?が・・・。お酒類自販機すら「見当たらず・・・(-_-;)」。
一応最悪を想定して「最低限持参していましたので・・・・」。それらで 車中ミニ宴会?とラーメンタ食を済ませる。公共のトイレも鍵が掛かっていましたよ。反面?駐車料金所も無人でした(から特典?)。 10時ころシュラフに入る。
朝5時、トイレの電気が点き鍵が開いた・・・・。我々も準備を済ませ出発。
 元谷避難小屋では数人が出発中。でも彼らは近辺で雪訓練?の様で、登頂組は我々だけ見たい。
 天気は良い、風も無い、絶好の登攀日和・・・。ルンゼも締まって居り「雪崩」の心配も無さそう!!。稜線からの日の出は「汗タラタラ」の状態で拝む。



 取り付き100m下でアイゼンと装備を付ける。雪面、岩は氷結して居り「条件は完璧」。1ピッチ目は割愛してルンゼを続登し、通常2ピッチ目の所から取り付く。とは言え・・日が昇ると、気温も急激に上がって来る、雪が緩んで来るのが「実感?」出来る。
 岩の凝結も解け出す。ここの岩は殆どが「正に」「積み木」崩し?の状態。「崩さない様、落さない様」に、細心の注意が必要。それでも崩れそうで「怖〜い」。終了点も立ち木(細い)位しか無い!!。ランニングも取りずらい!。中程を過ぎると「雪が急に少なく成る」。崩れそうに動く岩か、草か木か分らない細い茎が生えた急急斜面。ピッケルを打っても5cm下は岩で、跳ね返される始末。怖〜い!。垂壁の岩場が2箇所有るが「崩れないか??」・・と・・結構度胸?イリマス。ランニング取っても「それ自体が崩れそう?」に感じられる。
雪が被って居れば「少なくとも見えない・・から・・・」。






見えると「不信感?」が増幅する〜。怖〜〜いが先立つ!。
頂上直下はザイルが流れるだけで「落石続出」します。
ま〜!!、何とか無事登頂。腐った終了ピンがまだ気を抜けない?を暗示・・・。
山頂から懸垂地点までは20m程離れている。今回の山行で一番の「核心部」で有った。ナイフリッジで、造りは積み木(石)細工状態。南側はその石積が挟れて居り垂壁。触るだけで「落石」頻発する。南側はその小石積に芝生を被せた様な状態・・・。
トテモ立っては歩けない。這いずり・な・が・ら・・・、と言っても幅は無い!・・・。
跨いで居るのだが芝の無い北側は、触っただけで、岩がガラガラと谷底へ・・・。
南側の上付き壁に1cm径の木が有る。落ちたら全く利かない。・・・分って居てもランニングを取った。何とか懸垂地点まで到着・・オーコワカッタ!!
 坂地さんも同様な進み方?だったので・・・やはり「怖く、危険なのだ」と妙に納得。2人共可也ビビったので、「恐ろしさが先立つ(-_-;)」状態。



(その前提で)先を見るよ本峰までは通常はリッジサイドを登るのだろうが、可也の距離が有る。それ所か、途中に岩壁が立ちはだかる。あれを超えようと思うと、可也の難儀モノ・・・。
ピンの無い、もろい垂壁をしかも10m以上は有るだろう?。岩を避けてルンゼを登る・・・・を考えた場合・・・・もしも、滑落したら谷底まで・・・は確実そう?。
アイスバーを持参しているので確保しながら登攀・・・も考える。
5p以上有りそうに見えた。下降点から下を見る。ルンゼには誰か歩いた足跡が・・・。
多分?前人もここは雪壁登攀を止めてルンゼを下ったのだろう?。支点無い所で確保しなが
ら登るより「前人に習い、ルンゼ下降しよう」。===→その時は登ろうとするルンゼも、下降しようと思うルンゼも同じ位の角度に見えた===また足跡は落石の跡だったし、ルンゼ角度は上部の方が緩い(共に後で分る)。
取り合えず偵察懸垂下降。
着地点は確保無しで立って居るのは危険な角度。スノーバー、ピッケル、パイルで自己確保し、下降者をスタンデングアックスビレーで25m下ろし、確保者を替わって次下降。次は同方法で50mに延ばし下降、の繰り返し。
雪崩の心配より、現実に「落石は多々」有りました。確保者は上を見ながら、下降者に「落」とルート指示。終盤別山ルンゼはゴルジュに成って居り、落石通路と成って居る。危険を避けて隣の八号尾根へ転進し懸垂2回で帰還しました(3時過ぎ)。
中々出来ない体験を積めて、収穫有る山行だった、と思って居ます。
坂地さん有り難う御座いました。楽しかったで〜す。 来年は快適に登れる時期に行きましょう。

(ひおき)